コードレスシニア メタルバージョンを徹底解説!3rdからの変更点と使い方のコツやカット後の写真を大公開


コードレスシニア メタルバージョンを徹底解説!3rdからの変更点と使い方のコツやカット後の写真を大公開

2023年、WAHLの人気クリッパー「シニア」から、メタルバージョンが発売された。

シニアの3rdをベースにしつつ、一部変更された部分がある。

この記事は、WAHLクリッパーを使い続けるアパッシュが、WAHLエデュケーターの川上のアドバイスを元に記載した。内容としては、コードレスシニアのメタルバージョンについて、変更点や使う場面・使い方、メンテナンス方法や、シニアを使った髪型の写真まで一挙公開する。

記事の最後にはメタルシリーズの歴史についても触れているので、メタルが気になる人、WAHL好きな方はぜひ読んでみて欲しい。

それでは、早速見ていこう。

コードレスシニア メタルバージョン基本概要・特徴

コードレスシニア メタルバージョン基本概要・特徴

大人気の「シニア」シリーズに、数量限定のメタルバージョンが追加された。3rdエディションをベースとしながら重さや付属品などの違いがある。

値段38,500円充電方式交流式・充電式両用(リチウムイオン電池)
重さ約1100g刈高約0.8-2.5mm(無段階調整式)
連続使用時間約80分刈幅約40(46)mm
充電時間約120分保証期間1年

手に取りたい方は以下のページから。数量限定商品のためお早めに!

wahl 5 Star コードレスシニア・メタルエディション

付属品は充電スタンドが追加

付属品は充電スタンドが追加
※写真は通常のシニアです

付属品はシニア3rdのものが全て付属しつつ、ワイヤレスクリッパー用の充電スタンドが付属した。

シニアメタルの付属品
  • 充電アダプター
  • プレミアム・カッティング・ガイド(1.5/3.0/4.5mm)
  • クリッパーコーム
  • 刃カバー
  • オイル+クリーニングブラシセット
  • 充電スタンド

この充電スタンドはシニアだけでなく、レジェンドやマジッククリップなどWAHLのワイヤレスクリッパーに多く対応している。充電はもちろん、ディスプレイとしても見栄えが良いアイテムであるため、この機会にぜひ手に取って欲しい!

替え刃などアイテム

替え刃などアイテム

替え刃やメンテナンスに必要なアイテムは、以前のシニアと同じものが使える。シニアのブレードはパシッとしたフェードを作るため、断面が鋭く切れるよう設計されている。

もし今、スーパーテーパーなどのブレードを使い回している人がいたら、いま一度シニア用のブレードを使ってみて欲しい。見た目にはわかりにくいが、お客さんが触って気付く仕上がりになる。

Wahl Blade 【Senior(シニア)用を】見てみる

従来のシニアとの一番の違いは「重さ」

従来のシニアであれば「約365g」だったが、今回のメタルエディションでは「約1.1kg」となっている。

具体的には、重い分振る時に安定してくれるので、振りやすくなる。カットがしやすくなるのは理容師にとって嬉しいポイントだろう。

ただし、クリッパーの中でもやや重ためのものになったため手首を痛めないよう注意してもらいたい。

モーターは3rdのものと同じで、パワーに違いは無い。質感がメタルになったことで、やや音が静かになった。(プラスチックは音が反響するため)

コードレスシニア メタルバージョンを使う場面、使うコツ

コードレスシニア メタルバージョンを使う場面、使うコツ
※写真は通常のシニアです

シニアはフェードカットを作る時に使うクリッパーだ。切れ味が良いため、特に断面をくっきりとさせたフェードを作りたい時に役立つ。

マジッククリップが「ボカした」フェードになるのに対し、シニアは「パシッとした」印象のフェードになる。

見た目にはわかりにくいが、断面が鋭く切れているため、お客さんが自分で触って実感するレベルだ。アパッシュでは自分専用のシニアを店に置くお客さんもいる。

コードレスシニア メタルバージョンのメンテナンス方法

コードレスシニア メタルバージョンのメンテナンス方法

ここではクリッパー本体を長持ちさせるための「日常の手入れ」と、切れ味を保つための「替刃の交換」についてそれぞれ説明する。しかし、その前にメタルならではの手入れも紹介させてくれ。

メタル(外観)の手入れ

メタルシリーズは、使い続けると金属のくすみが出てしまう。機能的には何の問題も無いが、毎日使うものはやはりカッコ良く使いたい。そこで、輝きを取り戻すために「コンパウンド」を使って磨こう。コンパウンドはホームセンターのカー用品コーナーに置いてある。

ただし、研磨剤によって本体にダメージを与えては元も子もないので、軽めに拭き取る程度にしたい。

さて、ではいよいよ本題の日常の手入れから解説していこう。

日常の手入れ

  • (10分以上ブレードを使用した場合)ブレードアイスをかける
  • 使用前にはオイルを差し(ブレードの左・中央・右、両側面)、電源を一度つける
  • 使用後はクリニクリップ(消毒兼潤滑油のスプレー)をかけ、乾いたタオルで拭き取る

替刃の交換

動画はマジッククリップのものだが、シニアでも同様の交換ができる。

  1. ブレードを外す
  2. ブラシで内部についた毛を落とす
  3. (エアダスターがあればなお良し)
  4. 上刃をはめ込む(表裏に注意)
  5. 下刃を被せてネジを仮止めする
  6. デジタルノギスを使い調整する
  7. ネジを本締めする
  8. 刃が平行になっているか確認する
  9. アタッチメントをつけて、異音が鳴らないかチェックし終了

必要なアイテム

シニアを使ったスタイル写真集

ここでは、実際にシニアを使って仕上げたヘアスタイルを写真で紹介する。

シニアを使ったスタイル写真集
シニアを使ったスタイル写真集
シニアを使ったスタイル写真集
シニアを使ったスタイル写真集

コラム:メタルシリーズの紹介

今回のコードレスシニアメタルで、メタルシリーズは3本目になる。

数も増えてきたので、ここではメタルシリーズの歴史と、それぞれのメタルバージョンの紹介をさせて欲しい。

メタルシリーズの歴史

メタルシリーズの歴史
出典:Wahl ‐ Japan

メタルの歴史は、電動クリッパーの歴史だ。1919年、世界で初めて実用化された電動クリッパーこそWAHLのクリッパーで、その外観は「メタル」だった。

「モデル1919」WAHL 100周年モデル

「モデル1919」WAHL 100周年モデル

100周年モデルの「1919」は、最初に作られたクリッパーを再現している。2019年に100周年を記念して作られたクリッパーで、近年リバイバルしているメタルシリーズの元祖とも言えるクリッパーだ。

WAHL 100 Years Model “1919” 100周年記念クリッパー

マジッククリップ メタルエディション

マジッククリップ メタルエディション

マジッククリップのメタルは2020年に出た2本目のメタルクリッパーだ。マジッククリップの2ndをベースとして、頑丈で長い期間共に戦ってくれる相棒になるクリッパーだろう。

まとめ

今回はコードレスシニアのメタルバージョンについて解説させてもらった。最後にポイントを振り返ろう。

POINT
  • シニアメタルは3rdをベースに作られている
  • 変わった点は重さと、付属品に充電スタンドが付いた
  • 替え刃やメンテナンス用品は以前のシニアの物を流用できる
  • 手入れは従来のものと同じだが、メタルの輝きが気になる人は「コンパウンド」で拭き取る
  • 世界で最初に実用化された電動クリッパーは「メタル」だった

WAHLの歴史を脈々と受け継ぐメタルシリーズ。そのシニアモデルをぜひこの機会に手にして欲しい。

また、アパッシュで購入してもらえると、「先着36名様限定」で特別Zoom座談会withアパッシュの専用無料コードが付属!詳しいことは以下の動画をチェックだ!

もし他の理容師に聞けないことがある、今の技術では足りないと思っているがやり方がわからないなど、悩みがある人はメタルを手に取りつつ、座談会にも参加してくれ!

wahl 5 Star コードレスシニア・メタルエディション

また、シニアを使ったスタイルがもっと見たい、カットの参考にしたいという方は、アパッシュスタッフのInstagramもスタイリングの参考にしてみて欲しい。フォロー大歓迎!

Apache Owner 川上 昌博
Apache Omachi Shop  宮崎 剛瑠
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