美容室の集客には何をしたらいいのか悩む人は多いのではないだろうか。
大手広告サイトを利用するか、自社で頑張るか、そんな時に検討していただきたいのが「Instagram」だ。
数あるSNSの中でもInstagramは美容室・理容室との相性が抜群に良い。弊社、アパッシュでもスタッフ全員がInstagramを活用し、今やフォロワー数は1万2千人を超えている。
もしあなたの美容室・理容室がインスタを利用していないのだとしたら、来る筈だったお客さんを逃している可能性が高い。それほど、集客性が高いSNSがインスタだ。
今回の記事では、なぜ集客にインスタが有効なのか、実際にどのように運営すればいいのか、具体的に準備するアイテムなど、僕たちアパッシュの経験から赤裸々に紹介していく。
ぜひ役立ててくれ!
美容室・理容室の集客にInstagramをおすすめする理由
結論から言うと、インスタは写真がメインで利用層が美容室・理容室にガッチリハマっている。つまり、集客効果が高く誰でも簡単に始められるSNSこそがインスタなのだ。
とはいっても、「じゃあ早速始めよう!」とはならないだろう。まずは根拠となるデータをお伝えし、その後に実績、そして具体的な方法と順を追って話をしていこう。
Instagramは10代、20代に人気
総務省の調査によると、10代と20代のインスタ利用率は70%近いということがわかった。10人に7人が利用している計算になる。
全年代で見ても男性が「35.3%」、女性が「49.4%」となっており、facebookよりも使用率が高い。
SNSの中でInstagramは美容室・理容室とも相性がいい
では、なぜ、美容室・理容室が数あるSNSの中でもインスタが効果的なのかを説明していこう。
効果的だと言えるポイントは以下の通りだ。
- 利用する年齢層(若い人)の多くが利用している
- そもそも写真がメインのSNSである
- 写真をみて自分がなりたい髪を見つけられる(インスタはファッションやヘアースタイルの画像が多い)
- 技術者のレベルがわかりやすい
- ストーリーでカットの擬似体験ができる(実際に切られている場面をイメージしやすい)
多くの美容室・理容室がSNSを利用している
気軽に導入できるSNS、あなたも個人的に使っているのではないだろうか。SNSは美容・理容業界では特に効果のあるツールとして知られている。
少し話は逸れるが、YouTubeなどでホームページ制作の広告を見たことがあるだろうか。現在、多くの企業が自分の会社のホームページを持っている。(アパッシュもそうだ)
美容・理容業界でのアンケートによると、自社のホームページを作成した人は43.1%にのぼる。そして、同じくSNSを利用している人も43.1%だった。つまり、会社のホームページと同じくらいSNSに重きが置かれている。
しかし、戦略の無いSNSには全く意味が無い。お店やスタッフの魅力を伝えるためには、ある程度の技術が必要だ。
次の項目で僕たちの実績を見てもらい、納得できた人に包み隠さず技術をお伝えしたいと思う。
アパッシュのInstagram実績紹介
わかりやすい実績としては、フォロワーの数だろうか。
一例としてアパッシュの店舗アカウントでは2022年7月現在、「1.2万人」名の方にフォローいただいている。(いつもありがとう!)
これに加えて、アパッシュのスタッフそれぞれに1000人を越える方にフォローしていただき、皆さんのおかげで日々発信を続けられている。
また、日本一の理容師を決める「バーバーバトル」はエントリー式なのだが、バトルの前に審査があり「技術力」と「配信力」が求められる。
配信された写真や、配信方法も審査の基準に入っているのだ。僕たちアパッシュにはこのバーバーバトルで全国一位になった「鈴木 琢将」がいる。技術力はもちろんピカイチだが、発信力も認められた瞬間だった。
アパッシュメンバーがそれぞれどのように発信してお客さんをつけていったのか、具体的な発信ポイントを次に解説していこう。
お店でInstagramを発信する3つのポイント
1、ビジネスアカウントにする
まず最初にやりたいことは、ビジネスアカウントへの切り替えだ。インスタの個人アカウントをビジネスアカウントに切り替えるには「Facebook」のアカウントが必要になる。
アカウント作成の手間はあるが、切り替えによるメリットが大きいためビジネスアカウントを利用しよう。
また、心理的な効果としてはその会社のメンバーとして投稿しているという自覚が持て、方向性が定まりやすい。つまり、戦略が立てやすくなる。
2、プロフィールの書き方
しかし、ビジネスアカウントはそれだけで警戒されてしまう。あなたもこんな経験は無いだろうか。
「突然フォローされたアカウントが企業アカウントで、ミュートにした」
「頼んでもいないメルマガが届きブロックした」
ビジネスアカウントで警戒を解くために重要なのがプロフィールだ。
どんな人なのか、どんなことをやっている人なのかを明確にわかるように、かつ人間味もある書き方をしなくてはいけない。具体的には箇条書きにすることがポイントだ。
実はこれについて分析結果が出ている。「5秒以内にプロフィールを理解できないと、75%の人が離脱していく」つまり、プロフィールが不十分なインスタは、25%しか力を発揮できない。
3、インサイト分析
ビジネスアカウント最大のメリットがインサイト分析だ。
フォロワーの年齢層はどれくらいか?性別の比率は?どの曜日にどれくらい見られたか?など、重要な情報を集めることができる。この情報を元に、その後の方向性を決めたり、より効果的な発信をすることもできる。
具体的なInstagramの発信方法
Instagramで、しかもビジネスアカウントで宣伝することの重要性はわかってもらえたかと思う。では、実際にどうやるか?
ここでは、アパッシュが今まで積み重ねてきた手法を包み隠さず解説する!
Instagramの投稿は「ストーリー」を重視する
僕たちはフィード投稿よりも「ストーリー」での発信と対話を大切にしている。
ご存知かもしれないが、ストーリーは24時間経過すると消えてしまう。だが、インスタ公式の発表によると、7割以上の人がストーリーを見ている。
サムライト株式会社の調査によると、フィード投稿よりもストーリーを見ている人の方が1.2倍ほど多いという結果が出ている。
時代に合わせて投稿のスタイルを変えることが重要で、今のインスタでは「ストーリー」が主流となっている。
投稿頻度は毎日できることが最も理想的だ。
タグ付けとメンションを大切にする
インスタには「タグ付け」という機能がある。写真の中の一部を説明するような機能で、お客さんがアパッシュのお店やスタイリストにタグ付けし紹介してくれることも多い。逆に投稿する際もタグ付けは意識的に行っている。
また、メンションしてもらった時にはなるべく返すようにすると、お客さんとの距離が縮まって良い関係を築きやすくなる。
Instagram写真撮影のポイント
インスタは写真がメインのSNSになるため、撮影のポイントをおさえることでよりユーザーに見てもらえるようになる。
アパッシュでは、基本的にスタイリストに撮影をしてもらっている。主なポイントは以下の4つだ。
①注目を置く部分を決める
注目を置く部分やポージングは、お客さんの個性、バックボーンを知った上で行うとよりその人らしく、カッコ良い写真になる。
②被写体のポージングも意識する
③背景にこだわる
部屋のどこで撮影するのか予め決めておくことは大事。壁を利用するのもいいし、カーテンで背景を作るのもいい。
④機材にもこだわる
インスタ投稿に理想的な撮影アイテムは以下の通り。
- 一眼レフ(orミラーレス)カメラ
- 三脚
- 照明器具
アパッシュはYouTube投稿もしているため、やや機材が多めかもしれない。だが、使うことで”良い”写真になるものばかりなのでこだわってもいいポイント。
カメラは、基本的に撮影には一眼レフを使用する。ミラーレスでも構わないが、スマートフォンだけは避けるようにしたい。
「でもスマホでも十分画質良いじゃん」
そう思われる方も多いと思うが、一眼レフ(ミラーレス)は、カメラならではの”深み”がでる。その深みはお店のイメージ、世界観に直結しブランド力としても高まる。
三脚は他のアイテムに比べて差が出づらいが、「クイックシュー」と呼ばれる頭部分が取れるものが使いやすいのでオススメだ。
照明器具として、最近のオススメはLEDライトだ。目のハイライトになってくれるので、明るい印象になる。もちろん、自然光を利用する方法も有効なので、部屋のどこで撮るかもこだわりたいポイントだ。
ライティングによる陰影をつけることで、カッコ良さがグッと上がるのでぜひこだわって見て欲しい。
まとめ
今回は美容室・理容室の集客を増やすためのInstagramの使い方について紹介させてもらった。インスタが美容室・理容室に相性が良く、宣伝に使えるツールであることがわかってもらえたと思う。
企業としてインスタを運用するポイントは以下の通り。
- 10代、20代の利用率は約70%
- 写真がメインのSNSであり、ファッション系の画像が多いため美容・理容との相性がいい
- ビジネスアカウントを使用し、分析する
- プロフィールは箇条書きでわかりやすく「人間味」を伝える
最後に、アパッシュスタッフのInstagramを掲載させてもらう。実際に運用する中での参考にしてくれ、フォローも大歓迎!
◇Apache Omachi Shop Manager 西 恭兵
◇Apache Main Shop Manager 鈴木 琢将
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