
業務用のクリッパー選びに悩んでいる理容師・美容師に向けて、WAHL(ウォール)の代表的な機種を紹介していく。
WAHLの道具を選ぶ時に押さえたいのは、「クリッパーかトリマーか」「コード式かコードレスか」「どの施術で使いたいか」の3点だ。
フェードのベースを作るのか、ぼかしまでこだわるのか、ラインアップや細かな仕上げに使うのかによって、選ぶべき一台は変わってくる。
この記事では、アパッシュオンラインショップで取り扱うWAHL製品の中から、プロの現場で使いやすいクリッパーとトリマーを厳選して紹介する。自分のカットスタイルに合う一台を見つけてほしい。
WAHL業務用クリッパー・トリマー一覧はこちら動画解説者プロフィール
川上 昌博(Masahiro Kawakami)
BARBER SHOP APACHE 代表/WAHL認定エデュケーター
北海道旭川市を拠点に、日本のバーバースタイルを牽引する理容師。WAHL製品の知識とフェードカットの技術を活かし、国内外で技術指導も行っている。
道具の特徴だけでなく、実際の現場でどう使い分けるかまで理解したい人は、ぜひ参考にしてほしい。
本記事で紹介するWAHLクリッパー・トリマー比較表
| 製品名 | 種別 | 電源方式 | 刃・刈高の特徴 | 主な用途 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| コードレス スーパーテーパー 3rd Edition | クリッパー | コードレス | 刈高調整レバー・カッティングガイド付属 | テーパー・入門用・軽さを重視する施術 | ¥17,600 |
| コードレス スーパーテーパーX | クリッパー | コードレス | Stagger-Tooth Tブレード | テーパー・ブレンディング・ボリューム調整 | ¥29,150 |
| 5 Star コードレスシニア “3rd Edition” | クリッパー | コード/コードレス | 約0.8〜2.5mmの調整レバー | フェード全般・パワーが必要な刈り上げ | ¥30,800 |
| Li+ Pro2(リプラスプロ2) | クリッパー | コードレス | 3段階スピード設定・替刃交換式 | 髪質に合わせたフェード・幅広い施術 | ¥36,300 |
| 5 Star VAPOR CE | クリッパー | コードレス | F32 FADEOUTブレード | フェード・ベースカット | ¥31,900 |
| 5 Star ボルディング 2nd Edition | クリッパー | コード式 | 約0.4mmの固定刃 | スキンフェードの短い部分 | ¥11,000 |
| 5 Star ディテイラー “2nd Edition” | トリマー | コード式 | 約0.4mm・約37mmのT-Wide刃 | ラインアップ・細かなフェード | ¥13,200 |
| コードレス・ディテイラーLi Gold | トリマー | コードレス | 約0.4mm・約37mmのT-Wide刃 | ラインアップ・細かな仕上げ | ¥30,800 |
※価格・在庫状況は変動するため、購入前に商品ページを確認してほしい。
プロが使うWAHLクリッパー(バリカン)
クリッパー(バリカン)は、広い面を刈り上げたり、フェードのベースを作ったりする時に使う道具だ。アタッチメントやレバーを使い分けることで、ミリ数の異なるグラデーションを作りやすい。
ここからは、用途別におすすめのクリッパーを紹介していこう。
【入門・女性にもおすすめ】コードレス スーパーテーパー 3rd Edition

コードレス スーパーテーパー 3rd Editionは、軽さと取り回しのよさを重視したい人におすすめのクリッパーだ。
コードがないため立ち位置や角度を変えながら作業しやすく、手元での細かな操作にも対応しやすい。重いクリッパーが負担に感じる人や、軽い道具で長時間の施術を行いたい女性理美容師にも向いている。
刈高調整レバーを搭載しており、付属のカッティングガイドは3mm・6mm・10mm・13mmに対応する。テーパーを中心とした刈り上げや、業務用クリッパーを初めて導入する人にも使いやすい一台だ。
コードレス スーパーテーパー 3rd Editionの商品ページはこちら【万能】WAHL コードレススーパーテーパーX

コードレススーパーテーパーXは、テーパーやブレンディングを中心に、幅広いカットで使いやすいクリッパーだ。
6,500RPMのロータリーモーターとStagger-Tooth Tブレードを搭載しており、髪を自然につなげるぼかしの作業に向いている。最大約100分使用できるコードレス仕様のため、取り回しのよさを重視したい人にも使いやすい一台だ。
初めて業務用クリッパーを選ぶ人はもちろん、テーパーやボリューム調整まで一本で幅広く対応したい人にもおすすめしたい。
WAHL コードレススーパーテーパーXの商品ページはこちら動画解説:WAHL コードレススーパーテーパーX
【フェードの定番】5 Star コードレスシニア “3rd Edition”

5 Star コードレスシニア “3rd Edition”は、パワーと安定感を重視したい人に向く、WAHLの定番クリッパーだ。
コードレス式クリッパーの約1.5倍のパワーを備え、太い毛や量の多い髪にも対応しやすい。本体下部にはメタル素材を採用しており、ほどよい重量感によって安定した操作をしやすい点も特徴だ。
刈高調整レバーは約0.8〜2.5mm。コードレスでもコード式でも使えるため、フェードを中心にしっかり使い込みたい人におすすめしたい。
5 Star コードレスシニア “3rd Edition”の商品ページはこちら動画解説:5 Star コードレスシニア “3rd Edition”
【初心者でも使いやすい】Li+ Pro2(リプラスプロ2)

Li+ Pro2(リプラスプロ2)は、日本人の髪質を研究して開発されたコードレスクリッパーだ。
3段階のスピード設定に加え、髪質や毛量に応じてパワーを一定に保つオートパワーコントロールを搭載している。髪の状態に合わせてカットスピードを選びやすく、フェードをはじめとした幅広いスタイルに対応しやすい。
ワンタッチ式の替刃を採用しており、別売りのフェード用ブレードも装着可能だ。髪質や施術内容に合わせて、使い方を細かく調整したい人に向いている。
Li+ Pro2(リプラスプロ2)の商品ページはこちら【スキンフェードの短い部分に】5 Star ボルディング 2nd Edition

5 Star ボルディング 2nd Editionは、約0.4mmの固定刃を搭載した、短い刈高に特化したクリッパーだ。
スキンフェードの土台を作る時や、より短く刈り込む作業で活躍する。コンパクトなトリマーのような役割も担えるが、WAHLではクリッパーとして展開されている。
コード式のため、使用地域の電源周波数には注意が必要だ。東日本では50Hz、西日本では60Hz仕様を選ぼう。
5 Star ボルディング 2nd Edition 50Hzの商品ページはこちら 5 Star ボルディング 2nd Edition 60Hzの商品ページはこちら【数量限定商品】5 Star VAPOR CE

5 Star VAPOR CEは、フェードからベースカットまでスムーズに進めたい人に向くコードレスクリッパーだ。
F32 FADEOUTブレードは32枚刃を採用しており、肌への負担に配慮しながら均一なカットを目指しやすい。アダプティブスピードコントロール搭載のブラシレスモーターは、常に8,000RPMを維持する設計となっている。
限定デザインのChampionship Editionであり、性能とデザインの両方にこだわりたいプロにもおすすめしたい一台だ。
5 Star VAPOR CEの商品ページはこちらプロが使うWAHLトリマー
トリマーは、フェードの細かなぼかしやラインアップ、パートラインなどに使う道具だ。クリッパーよりも細かな操作がしやすく、仕上がりの精度を高めるために欠かせない。
WAHLのトリマーは、コード式とコードレス式で使い心地が異なる。作業場所や求める取り回しに合わせて選んでいこう。
【コード式で安定したパワー】5 Star ディテイラー “2nd Edition”

5 Star ディテイラー “2nd Edition”は、WAHLを代表するコード式トリマーだ。
約0.4mm・約37mmのT-Wide刃を搭載しており、ラインアップや細かなトリミング、フェードの細部を整える作業に向いている。電源コード式のため、充電残量を気にせず安定したパワーで使い続けられる点も魅力だ。
カッティングガイドも付属するため、短いミリ数のグラデーションを作る時にも役立つ。コード式ならではの安定感を重視する人におすすめしたい。
5 Star ディテイラー “2nd Edition”の商品ページはこちら【取り回しを重視するなら】コードレス・ディテイラーLi Gold

コードレス・ディテイラーLi Goldは、ディテイラーの操作性をコードレスで使いたい人に向くトリマーだ。
刃はコード式ディテイラーと同じく、約0.4mm・約37mmのT-Wide刃を搭載している。ラインアップや細かなトリミング、フェードの細部を整える時に使いやすく、コードがない分、角度や立ち位置を変えながら作業しやすい。
充電スタンドが付属するため、使用後に定位置へ戻しておけば次の施術にも備えやすい。コード式ディテイラーの使い心地をベースに、より自由な取り回しを求める人におすすめしたい。
コードレス・ディテイラーLi Goldの商品ページはこちらWAHLのクリッパー・トリマーを選ぶポイント
WAHLのクリッパー・トリマーを選ぶ際は、用途だけでなく、店舗の設備や客層、必要な刈高まで考えることが大切だ。ここでは、選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介する。
店舗環境に合わせてコード式・コードレスを選ぶ
電源と施術位置が近く、長時間安定して使いたい場合はコード式が向いている。一方、コードレス式は取り回しが良く、施術中に細かく持ち替えたり、さまざまな角度から刈ったりしやすいのが特徴だ。
店舗の設備や施術スタイルを踏まえて、使いやすいタイプを選ぼう。
客層や施術に必要な刈高から選ぶ
普段どのくらいの長さに仕上げることが多いかどうかも、機種選びの重要なポイントだ。
1mm以上の刈高を中心に使うならクリッパーが主役になる。一方、スキンフェードやラインアップなど、より短い刈高や細かな仕上げが求められる場合は、トリマーを組み合わせたい。
髪質や毛量、求める仕上がりによって適した機種は変わるため、必要に応じて複数の機種を使い分けると施術の幅を広げられる。
まとめ
WAHLには、フェードのベース作りに使いやすいクリッパーから、細かなラインや仕上げに活躍するトリマーまで、多くの業務用モデルが揃っている。
まずは、どの部分に使いたいのかを考えることが大切だ。
- 軽さと取り回しを重視するなら、コードレス スーパーテーパー 3rd Edition
- 幅広いカットやテーパーには、コードレススーパーテーパーX
- パワーを重視したフェードには、コードレスシニア “3rd Edition”
- 髪質に合わせて使い分けたいなら、Li+ Pro2
- スピーディーなフェードを目指すなら、5 Star VAPOR CE
- スキンフェードの短い部分には、ボルディング 2nd Edition
- ラインアップや細かな仕上げには、ディテイラーシリーズ
クリッパーとトリマーの役割を理解して使い分けることで、フェードやラインアップの仕上がりはさらに高めやすくなる。自分のスタイルに合うWAHL製品を選び、日々のサロンワークに活かしてほしい。
WAHL業務用クリッパー・トリマー一覧はこちら


