時間を信じること


10月16日北海道札幌。

レイライトバーバーバトル2017北海道予選が開催。自分は去年の悔しさを胸に2度目の挑戦となった。

今回の方が緊張した。コームが震えるほどに緊張した。それはきっと今年はAPACHEのクルーとしての参戦だったからなのだろう。

自分はとにかく勝ち進んで多くの人に名前と顔を覚えてもらいたかった。だから自分でモデルを用意できる初戦は見た目のインパクトを考えたスタイルにした。負けたとしてもみんなの記憶に残るようにしたかった。

北海道予選の選手が発表されたとき、すぐにインスタやフェイスブックでその選手の情報を調べ、全て強敵だと思った。正直に言って当たりたくないと思う実力者も確かにいた。

自分のスタイルよりも強烈にインパクトのあるスタイルを提案する選手もいたし、スタイル写真をみて参考にさせてもらっている選手もいた。なにより同じAPACHEクルーのタケルくんは間近で実力を見ているだけに脅威だった。

クジで戦うグループと共に席を決めた。とても暗い席だった。自分の戦ったグループは三者三様のスタイルを打ち出した形でとても難しい審査だったと思う。どの戦いもそうだったが自分のスタイルをしっかりと持ったスタイリストだからこそ、バーバーバトルへのエントリーを許されたのだろうと思う、第一ラウンドは個性の衝突を望まれた戦いだったのだ。

結果は優勝する事ができたが、決して満足のいく作品を作れたわけでは無かった。

これじゃあ全国には通用しないと痛いほど感じた。自分の作品に自信が持てないなんてなんて不甲斐ない事だろうか、全国に行ってこんな悔しい気分にはなりたくない。自分と戦うしかない。

自分みたいな経験値の低い奴が結果を残せるのならば、それは幸運を味方にするしかないと思っている。そして幸運を味方にする方法は努力しかないと思っている。

努力する為には時間が必要だ。だが時間を有効に使うには迷う事なく目的を明確にしなければならない。

ピストルの弾のように的に向かって真っ直ぐ飛ぶしかない。

限られた時間を無駄なく、効率的に使えたならば悔いはない、そして幸運が訪れると信じている。


最新の投稿
  • Barber Apache オンラインショップ
  • Barber Apache インスタグラム
  • Barber Apache Youtubeチャンネル